大学生時代所属していた「ふすま貼り研究会」は、一般家庭のふすま、障子、屏風などを格安で貼り替えするアルバイトサークルですが、友人の誘いを受けて入会し、徹底してその技術を習得して、トータル数百枚貼り替えました。
そのおかげで、当時、貧乏学生で昼食は学食の一番安いメニューしか選べなかった私ですが、この「ふすま貼り」をするようになった途端、成金になったような感じで一番高いメニューばかり選んで毎日食べていました。
卒業時にはスーツ、靴、シャツ、ネクタイ、時計など就職に必要な物一式をその蓄えで賄い、初任給が36,000円だった時にまだ手元に7~8万円残っていた記憶があります。
そんな隠れた才能(?)を久々に自宅で発揮してみようとわずか一部屋しかない和室の障子を張り替えてみました。
黄ばんだ障子紙が真っ白に張り替えられて、雪見障子から眺める庭もなかなか風情があっていいものです。これで気持ち良く新年を迎えられそうです。
貼り替え前
のり付け
出来上がり